Trevor Chesal Responsible Mining
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トレバー・チェサルの責任ある鉱業におけるグローバルな歩み

2025年11月17日

 

ほとんどの人は、鉱山のライフサイクル全体について考えることはめったにないでしょう。しかし、アルベマール社の環境・持続可能開発担当シニアディレクターであるトレバー・チェサルは、20年間にわたり、鉱山運営のそれぞれの段階が注意深く、責任を持ち、長期的なビジョンを持って進められるよう努めてきました。

現在、チェサルは仕事でノースカロライナ州のキングス・マウンテン鉱山などの場所を訪れています。キングス・マウンテン鉱山は、米国でこの種のものとしては数少ない硬岩リチウム鉱床の一つとして知られます。この歴史ある鉱山は1990年代の初頭まで数十年にわたって操業していましたが、現在はアルベマール社が露天掘り採掘作業の許可と再開を目指しています。

チェサルは最近、責任ある鉱業保証イニシアチブ(IRMA)の理事にも任命されました。IRMAは、労働者の安全衛生、地域社会とのかかわり、環境保護、人権、透明性などの分野における鉱山のパフォーマンスを測定するための独立した第三者システムを提供しています。

「私の使命は、アルベマールが信頼を築き、影響を最小限に抑え、重要な鉱物を責任を持って開発できることを証明するプロジェクトを設計するのを支援することです」とチェサルは言います。

これらは、最後の1トンのリチウムが採掘された後もずっと地域社会が恩恵を受けるプロジェクトです。

大陸を越えて築かれたキャリア

チェサルが鉱業に携わり始めたのは、彼の父と祖父がともに鉱業に従事していたカナダでした。ダルハウジー大学で環境工学を学び、デューク大学で環境管理の修士号を取得した後、2000年代半ばの西カナダの鉱業ブームの時期に経験を積みました。

そして冒険が始まりました。オーストラリア、パプアニューギニア、フィリピン、ニューカレドニア、フィジー。それぞれの場所が、責任ある資源採取について彼にさまざまな知見を与えました。彼はキャリアの前半を鉱山開発に費やし、その後の8年間を鉱山閉鎖に費やしました。

現在、彼のチームは、水処理や廃岩石の地球化学から規制許可やコミュニティの関与まで、あらゆることを評価しています。場合によっては、周囲のコミュニティへの視覚的な影響を最小限に抑えるために、建物の塗料の色を選択するなど、具体的な作業が必要になることもあります。

IRMAが重要な理由

チェサルがアルベマールでの仕事の中でもっとも気に入っているのは、業界で最も厳格な責任ある鉱業基準であるIRMAへの同社の取り組です。

「アルベマールがIRMAを選ぶのはとても尊いことだと思います」とチェサルは言います。「アルベマールが正しいことをしたいと思っていることがよくわかるんどえす。私たちは認定を取得するために必要な時間と労力を費やすでしょう」

アルベマールは、チリのアタカマ塩原にあるリチウム塩水の抽出・濃縮施設で、IRMAの包括的な採掘基準を使用して独立監査を完了し、レポートを発行した最初のリチウム生産者です

IRMAはチェサルが「責任ある採掘の明確なレシピ」と呼ぶものを提供しています。IRMAの厳格な基準は、技術的要件から地域社会の関与、ビジネス倫理、腐敗防止対策まですべてを網羅しているといいます。鉱山が稼働すると、アルベマールはIRMAに依頼して第三者による評価を実施し、それを公表することができます。

「さまざまな利害関係者が関わっていますし、エンジニアリングについてさまざまな見方が出てきます。IRMAがその指針となる」とチェサルは言います。

コミュニティ第一

チェサルが大陸を越えて学んだ教訓が1つあるとすれば、それは「コミュニティの参加がすべて」ということです。

「コミュニティの協力が得られず、時間をかけて信頼関係を築かなければ、すべては基本的に無駄になります」。

キングス・マウンテンでその哲学は、計画中の鉱山の大規模建設が始まる前から、数年にわたる積極的な社会的および規制的関与という形で実現しました。エネルギー転換に不可欠な材料の需要に牽引されて重要な鉱物産業が急速に拡大するにつれて、チェサルは利害関係者の関与がますます重要になっていると考えています。

先住民、地域コミュニティ、NGO ― こうしたグループが対話に参加する必要があります」と彼は強調します。

挑戦が原動力となる

チェサルは、大規模なプロジェクトをゼロから構築するという課題で実績を上げてきました。

「これらのプロジェクトの挑戦には本当にワクワクしますよ。白紙の状態から始めれば、優れたプロジェクトを設計し、経済的、社会的、環境的目標をすべて達成する機会が得られるのです」。

自分の仕事は重要な鉱物の抽出と、環境美学のための塗料の色の選択の両方だと言える人は多くはありません。しかし、それこそがまさに21世紀の責任ある採鉱を定義する総合的な考え方です。その仕事を、トレバー・チェサルは未来へとつないでいきます。